たんぱく質でも脂肪でもなく、「炭水化物」である
子供の頭がよくなればいいな、と思わない親はいません。わが子が勉強のできない子よりも、できる子になってくれればいいと、誰だって思うでしょう。にもかかわらず、脳と食べ物の関係を無視しているかのような食生活を子供に送らせている親御さんが、割合いらっしゃるようです。食物と脳の関係を見ていきましょう。食べ物の働きとは、単なる体の維持だけにとどまりません。食べ物とは、精神的なものへの影響も多大にあるのです。食べ物によっては、精神的な高い次元の機能にも深い影響を与えるともいわれます。さらには、子供の頭の働きをよくするには、血流をよくすることが第一にあげられます。そして、脳細胞に効率のよいエネルギー源を補給することを考えていく必要があります。ということを踏まえたうえで、どんな食べ物を食べれば、子供の頭の働きがよくなるのか、という疑問ですが、答えとしては「たんぱく質よりも、炭水化物」なのです。つまり、子供の脳を賢くするのは、子供達が大好きな牛乳や乳製品、肉ではない、ということです。しかし、こうおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。「脳を生成しているのは、たんぱく質と脂肪だから、脳の働きには、たんぱく質や脂肪が必要なのではないか」と。ごもっともなご意見です。確かに、脳はたんぱく質と脂肪でできています。ところが、もっと大切なことは、脳を「働かせる」ことができるのは、たんぱく質でも脂肪でもなく、「炭水化物」である、ということなのです。たとえば、車は鉄やゴムやプラスティックなどでできていますが、走らせるためには、何が必要でしょうか。鉄でもなくゴムやプラスティックでもなく「ガソリン」や「電力」です。つまり、人間の脳にも同様のことがいえるのです。